福井レポ〜観光とアニメ上映会してきたよ〜
11月21日ー23日まで福井にいってきました!
同じ教会に行っている友達が福井にいて、そっちの教会でもわたしのアニメの上映をしたい、と言ってくれて出張が決まりました。
夜行バスで、3000円台の激安のチケット見つけて、木曜日の夜に新宿を旅立ちました。翌朝9時頃福井についたのですが、高い建物が少なくて、とても自然が綺麗。
そして、山があるということに感動しました。(※千葉県には大きな山がなく、他県で山を見るとテンションがあがる。千葉あるある)
土曜日の夕方にアニメ上映会なので、せっかくの初福井なので、たっぷり金曜日まるごと観光の時間をとりました。
ありがたいことに、泊まらせていただいたお家が自営業で、「今は忙しくないから」と1日まるごと観光に付き合ってくれました…。パパイケメン…。(ちなみにその方はわたしの知り合いのお父さん、60代のナイスガイ)
はじめに近いところから、古墳に行きました。一見、古墳なんて、土の盛り上がってるものか、穴ってだけで「何が面白いの?」と思われるかもしれません。でも、高校のときに古墳ギャルコフィーのアニメにハマった自分にとっては古墳って聞いただけで「ドキッ」とします。
ちなみにこんなアニメ。
その後は永平寺!
日本史で覚えなきゃいけないお寺としてしか知らなかったところです。(曹洞宗で、開祖は道元。みんなも名前だけ知ってる!って感じかと!)
とりあえず、有名だから行くか〜って程度だったのですが
すっごく楽しかった。
終始、テンションはあがり、もし許されるのならば、走り回り、ここで鬼ごっこをしたいと思いました!!!
とりあえず写真をご覧下さい(^^)
木造のやわらかな感触、光が差し込む通路、それとは対照的な仏像のある暗い部屋、50mくらいあろう階段、ときどき出くわす修行僧。
まるでダンジョン!
歩いていて、何か新しいものに出会えそうな冒険気分を味わえるお寺でした。
自分にとってのBest of 寺です。笑
永平寺のすぐ側にある墓地も良かった。そこの空間が以前、夢で見たことのある光景で、運命を感じました。
「建築物」という名前だけで心躍るわたしなので、大きな空間である永平寺は本当に楽しかったです〜。ちなみに、建物好きな方には埼玉県春日部にある「首都圏外郭放水路」の見学がおすすめです。笑
そのあとは朝倉氏の遺跡!
いま、ちょうどフジテレビのドラマで「信長協奏曲」がやっているので、 タイムリーだなあと思いながらも、「一乗谷の戦い」、「姉川の戦い」など、勝敗どうなったんだっけ?と曖昧な記憶しかない。たぶん、戦国無双とかのゲームで得た知識ばかりなので、自分の中の歴史が史実通りになっていないからだと思う。笑
わたしのいま住んでいる実家は、海に近くて車で20分くらい。北陸の海は綺麗だと聞いたことがあるので「どんな感じかなあ。千葉の海とは違うのかなあ」と思い、少し遠かったのですが、お願いして行ってきました。
海に着いたときはちょうど夕方。
越前松島!
透明感がすごいきれい!!やっぱり千葉の海とは違います!千葉の海はもっと・・・緑かな。笑
近くの東尋坊にもいきました!越前松島のいわばと似てるので写真合ってるか不安だけど。笑 自殺の名所らしい…。わたしも怖々写真撮りました〜。
夜は福井のソースカツ丼!さくさくしてておいしかった〜
次の日は福井の恐竜博物館へ〜。もう、遊んでばっかりですね。 自分でもよく体力持ったなあ。
福井は、基本的に電車よりも車での移動が便利です!ここも、友達の車で連れていってもらいました。移動中も福井の山の紅葉が綺麗で楽しい!
博物館にすぐ入るとながーいエスカレーターがお出迎え!!
こんなに1直線に、フロアをつきぬけてるエスカレーターが珍しくて、ここでもテンションがあがる!まだ恐竜見えてないのに!笑
施設内は、動く恐竜や、恐竜の化石の展示がたくさんあって、とっても充実していました。
企画展は、参加型のイベントで、大きな音を出したり、足踏みしたりすると恐竜が動くというものでした。子ども向けな感じでしたが、なんか東京の現代的な展示よりも親近感のわける福井らしいイベントで素敵でした。笑
その後はちょっと時間が空いて、泊まった家の近くをお散歩。
九頭竜川に行きました。その近くはサイクリングロードになってて、ロードバイクに乗ってる人と何回もすれ違いました。
河川のすぐ側では、畑をしている人も多かったです。時間がゆっくり流れてた。
わたしも、川で、太陽の光であったかくなった石の上に座って、ぼーっと川を見てました。海の波と同じような力が川でも感じられました。
レトロな駅舎とも出会えました。
その駅舎では、車掌さんの部屋がすぐ近くで、待ち合い室にいたおばあさんと車掌さん談笑していました。小さな空間だからこそ、できる会話。
そんな感じで、観光しまくっていたのですが今回の福井に来た意味!
アニメーション上映会の時間がやってきました!
友達がチラシもわざわざ作って宣伝してくれました。自分のデザインじゃできないかわいらしさがあるなあ〜
会場はこんな感じでした。プロジェクターがないのでテレビに映していただきました。
全員で20〜30人くらい来てださったと思います。無名なわたしの作品に足を運んでくださって、福井の方々の暖かさを感じました。
今回、作品の間は質疑応答や感想をその場でいただくという形でした。
「くじらのジョイ」
ジョイとお父さんの関係がまるで自分と天の神様のような関係だと、自分と関連づけて考えてくださる方がいました。
「クリスマスツリーと銀の糸」
はじめて知った!という感想を多くの方からいただきました。わたし自身も、はじめてこのお話を読んだときに「クリスマスツリーについているあの銀の糸にはそんな意味があったのかー!!」と感心した覚えがあります。このアニメと共に、「クリスマスの本当の意味」を観ると、クリスマスの捉え方が変わるかも!
「ママとポット」
池川明さんの本を知っている方もいらっしゃって、この作品が出来るきっかけをお話することができました。今回、お母さんの立場にいらっしゃる方の出席が多かったので、子ども目線からの思いを伝えることができていたら嬉しいな。
「My Friend,My Brother」
自分の知り合いが亡くなったということを思い出したと語ってくださった方がいました。年齢が上がるにつれて、長い別れをたくさん経験しますね。でも、向こうに行ってしまった人は向こうで必要とされていて、いまとても忙しい毎日を送っているのかもしれない。その人たちにまた会えるように、今自分が頑張らなきゃなあという思いを感じました。
作品上映は以上でした。
その後も、質疑応答の時間をいただいて、次回作について話したり、「こんなアニメを作ってほしい」というアイディアをいただきました。
次回作のテーマは「死産・流産」です。かなり重いテーマですが、それをどれだけ緩和して、希望あるものに出来るかが勝負かなあ、と。いま、まだ脚本完成していません。構想だけで2年かかってるかも。笑
その話からも関連して、「障害についてのテーマでもアニメを作ってほしい」ということをいただけました。そのことを聞いて、いつかやりたい!と思いました。
小さい頃、兄が多動症の傾向があったり、クラスでも学習障害を持ってる子がいたり、ダウン症の子がいたりしたので、興味はずっとあって。この前もテレビで「自閉症」についてやっていたので観たりしていました。
障害というのがもっと「近い」ものになればいいなあって思います。本やテレビだけで知識を得ようとしていると、それってすべて「感動系」でくくられてしまっているような感じがして、結局障害が「遠い」ものになってる気がしています。
それについてはTEDで、「そうだ、このことだ」と思ったスピーチがあるのでご紹介します。
Stella Young: I’m not your inspiration, thank you very much
http://www.ted.com/talks/stella_young_i_m_not_your_inspiration_thank_you_very_much
※日本語の字幕を選ぶことができます。
わたしは作品の中で「悲しい」を「喜び」に変えたいっていう思いが今まであったのですが、それだけではないのかもしれないと思いました。
例えば「障害」を「ネガティブ」なものだと捉えるなら、それを見方を変えて「ポジティブ」なものとしよう、つまり「感動」のものにしようとすることができます。
でも、アプローチの方法は「ネガティブ」から「ポジティブ」に変わるだけでは、ないんじゃないかと。
「ネガティブ」は「ネガティブ」なままとして表現することもできるし、もしかしたらその「ネガティブ」だと思っていたことは「ネガティブ」なものじゃなかったのかもしれない。
テレビ東京の「鈴木先生」というドラマが面白かったのは、今まで取り上げてこなかった普通の生徒をメインにしたからだったと思います。今までの教育ドラマと言えば、ヤンキー、いじめっ子など問題がすぐに分かる子たち。「鈴木先生」ではそれが違ったのです。
世間で言われていることを「本当にそうなの?」といつも問うことができる作品を作っていけたらなあと思いました。
ちょっと別の話題になってしまいましたが、こうやってアニメを観ていただいた方たちから直接の感想をもらえて、自分にとってもたくさんの刺激になりました。ありがとうございます!!
来てくださった方々にはポストカードを配って、希望者にはサインをしたのですが、なぜかそのときに日付を「2011年」にしてしまいました。笑
たぶん、福井を旅行しすぎて疲れてしまったんでしょう。
翌日は、福井の礼拝に出席させてもらって、昨日は来られなかった方々とも交流ができました。絵が好きな高校生のかわいい女の子たちとも友達になれて幸せでした♪
福井では風景、建物、人々、色んなことに癒された3日間で、最高でした!!
特に、今回準備してくれた友達、泊めさせていただいたご家族に心から感謝しています〜!
また福井に行きたいな、と心から思います。
最後に、千葉に帰るときに名残惜しすぎて撮った写真!笑
Karin
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