ジブリの立体建造物展いってきました

いってきました!
ジブリの立体建造物展!!

建物が大好きなわたし。建築物と聞くだけで胸が高鳴ります(*´∪`)ポッ 
対物性愛者(※建物など人以外に恋愛感情を持つ人)に近いんじゃないかと思い、ググってみたら、本当の対物性愛者は半端なかったので、わたしは違いました。安心しました。

場所は中央線武藏小金井駅からバスで5分ほどの小金井公園の中、江戸東京たてもの園でおこなわれていました。
小金井市はジブリと色々関係が深く、ジブリのスタジオがあったり、 ジブリの短編アニメ「コロの大さんぽ」のロケ地でもあります。

小金井市のゆるキャラも江戸東京たてもの園のイメージキャラクターも宮崎駿さんがデザインしたらしいです。

 上がこきんちゃん。下がえどまる。どっちもかわいらしい。

江戸東京たてもの園自体もジブリの映画が生まれた発想の元となっている場所が多くあるそうです。
例えばこのお風呂屋さん!
 『千と千尋の神隠し』の油屋の元になったとか!!
そんなジブリとゆかりのある建物が江戸東京たてもの園にはいくつかあります。
ここでは紹介しきれないんで、参考リンク貼っておきます(*´∀`*)
宮崎駿が愛した街、小金井市にはジブリがいっぱい! 

江戸東京たてもの園とジブリの建造物展のチケットは同じなので、400円払うだけでどっちも1日中見放題なんてお得すぎる。。

バスを降りて、5分くらい公園の中を歩いて、江戸東京たてもの園の場所へと着きます。小金井公園は緑がたくさんで、家族連れや子どもがたくさんいて、のどかな時間を過ごせるところです(^^)

室内に入ると『千と千尋の神隠し』背景の特大パネルが写真撮影用に用意されていました!
もちろん撮る。
トンネルはくぐってないけど、不思議な街へ行けた・・

そんなことはさておき、早速ジブリの立体建造物展へ!

行ったその日に公開初日だった「思い出のマーニー」の背景画から出迎えてくれました。

もうそのあとの全ての背景画に全て同じことが言えるのですが

きれいすぎる・・・
 遠くからみても、近くからみても(多分絵との距離7センチくらいまで近づいてみてた)きれい!!
そしてすっごい細かいのに背景画ってそんなに大きくないんですよね。大体A4からB4くらい。緻密という言葉がぴったり。

自分の絵技術向上のためのメモ 

・光がどこから射しているかちゃんと把握し、描く
 どの背景画を見ても、どこから光が射しているかよく分かりました。太陽の光、反射、電灯、提灯など。

・想像だけじゃなく、実物や写真を参考にして描く
 ジブリの建物はファンタジーさとリアルを持ち合わせています。1人の人間の想像だけでは描くことの出来ないものがあります。アニメをただ見てるときには気付かなかったのですが、今回の展示で、『耳をすませば』の雫の実家の廊下辺りには、美術展のポスターが貼ってあるのを見つけました。そのようなポスターって別に無くても全然良かったはずなんです。けれど、そのポスターがあることによって、「お父さんか誰かが、どこかでもらってきて貼ったのかな?誰かがその画家のこと好きなのかな?」など、リアルにその家族の生活を想像できるアイテムになり得ました。それは実物を見ないと描けないものだと思います。

・アニメで動かす際に、屋根の先端が手前に出ているときには壁と別々のレイヤーに分けて、遠近感を出す
背景画は基本的には1枚の絵に描きますが、動かす必要があるときなどはセルを上に載せます。ある絵では、ある建物の屋根(少し飛び出ている)と壁が別々に描かれていました。横にカメラを動かすような動きにするとき、屋根の先端部分をちょっと早く、壁を少し遅く動かすと遠近感が表現できるのではないか分析しました。
 

・絵の具は黒を使わない。影は基本的に青が多い、秋っぽい色合いには影は黒茶
 真っ黒!というのはほとんどありませんでした。基本的に影のところは青っぽい感じの色で塗られていました。絵を描くときの影ってほんとに難しい・・・。つい黒を使いたくなってしまうけど、そうするとリアルな感じは出ないので。実際、自分たちが肉眼で見てる影も黒色ではないんですよね。別の色が混じって出来てます。
  
 メモ終わり。


展示室内では全て写真撮影禁止なので、みなさんに見せられないのが残念ですが、背景画以外にも模型がありました。
 アリエッティの家の模型とかまさにこのくらいのとこに住んでたのかな〜と思える大きさで可愛かったです。

そして千と千尋の神隠しの油屋の模型はびっくりしました!

てっぺんが天井につくほどの模型・・・。細部まで作られてて、見てて楽しかった。これでドールハウスがしたい。


背景画、模型だけでなく、建築家の説明も面白くて、情報量がすさまじい展示でした。
病院が洋風なのが多かったのは、当時、東洋医学よりも西洋医学のほうが信頼されていたので、『ここは西洋医学をやっています』という印のため」だとか、「建造物によって自分が自分であることを感じることができる。自分自身はいつも意識などが変わって、昨日とは違い、連続性がない。けれど、建造物は昨日も、10年前も変わらない形がそこにあって、連続性を自分自信が感じることができる。」(深すぎて文字にすると分かりにくいが、そのときは納得した。笑)などの言葉が印象に残りました。

セル画も何個かだけ展示されてて、平成狸合戦ぽんぽこでは、何十匹もの狸がお祈りしてるセル画があったのですが、よく見ると、一匹一匹のたぬきは本当に丁寧に描かれていました。大人たちはみんなお祈りしてるのに、子どもはしてなかったり、してる子もいたり、それぞれ頭の傾き方なども違って、ジブリの手の抜かない仕事がよく見えました。
これは作るの時間かかってしまうわ・・・。

11時過ぎから展示を見ていたのですが、終わった頃にはパワーを使ってお腹が空いてしまいました・・・。

幸運なことに、江戸東京たてもの園にはいくつかご飯を食べるところが中にあるので、そこで食事が出来ます。


 手打ち!ぶっかけうどん。弾力があっておいしかったです。上には湯葉が乗ってます。

 その後、江戸東京たてもの園の建物たちを見回って、休憩がてらにお芋のパフェ!ソフトクリームが大きくて、ミルクの味がしっかりしてて大満足でした。

園内にはこのような写真撮影がとても楽しいスポットがあります〜
 竹馬を楽しむわたしと友達。笑
 
 昔ながらの銭湯!

 洋館も素敵。


シャンデリア!

ここでは紹介できないくらい、レトロ好きにはたまらない建物がまだまだあります。
ジブリ好きには絶対に楽しい場所です。
イベントに行くときには晴れの日をおすすめします〜♪冷房設備が無い建物もあるので、ちょっと暑いけど。笑
結局11時から16時くらいまでずっと江戸東京たてもの園で過ごしました(*´∀`*)

12月まで展示はやっているので、また行きたいなと思えるくらいの満足度でした!


 駿さんとカオナシ。笑

Karin 

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